先日、こんなご質問を頂きました(*^^*)
「先生は脈を触って何を診てるの?(わかるの)」
とてもシンプルでもっともな質問ですね(*^^*)
お答えする前に、まずは東洋医学的に「何故病気になるか?」を簡単にお話しします。
まず基本は五臓六腑にあります。
つまり、肝・心・脾・肺・腎(これで五臓)。胆・小腸・胃・大腸・心包・三焦(これで六腑です)。
ちょっとよくわからないモノもありましたね(≧▽≦)。またいつかお話しします(*^^)v
これらがいずれかが疲弊した状態が、まずは第一段階になります。
原因は加齢や生活環境など、やむを得ない状況がほとんどです。
そして、この段階だけでは切実な自覚症状はほとんどありません。
いわゆる、「静かな病」と言って良いかもしれませんね。
ここに、疲労など地味なダメージが入ってくると、先程の「静かな病」がざわつきだします。これが第二段階です。
五臓六腑に関わるツボを結んでいくと星座の様に一つの線が出来上がります。これを「経絡」なんて言い方をするのですが、この経絡は体表面の近くを通って外界の影響を強く受けると同時に、基本的に関わってる臓腑を必ず纏います。
ですから臓腑の変調(弱り)は所属する経絡に弱った反応が出ます。同時に弱った経絡は外界の刺激に脆くなり、容易に病の元を受け易くなるのです。
これら「病の元」が経絡に侵入した瞬間が第三段階(この時点でかなり自覚症状が出ます)。
経絡を辿ってざわついた臓腑にまで入り込んだ段階が第四段階・・・・つまり、危険な状態となる訳です。
本当にざっくりとお話ししましたが、それでもややこしいお話をしてごめんなさい(≧▽≦)
皆様が内田古訓堂にいらっしゃったときは、この第三もしくは第四段階がほとんどなんです。
鍼灸治療とは(少なくとも内田古訓堂では)時間を遡るように、第四から第三・二・一と進めていきます。
そして、この段階を見極める手段が「脈」なのです。(*^^)v
一つの症状(状態)をクリアすると、次の状態が出てくる・・・・これって臨床ではよくあることなのです。
これらを「脈」でしっかりと把握し、ちょうどミルフィーユの皮を一枚一枚剥がすように病の皮(脈)を剥がしていく・・・・
これが、内田古訓堂の脈を診る目的であり、医療のコンセプトなのですね(*^^)v
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一度気楽にご相談ください(*^^*)
きっと世界観が変わると思いますよ!(*^^)v
西宮 鍼灸 内田古訓堂でした(*^^)v