先日、じんましんや湿疹に対してのお話をしました。
では、今度は東洋医学ではどう考えてるか?
簡単にお話ししてみましょう(*^^*)
まず、そもそもですが東洋医学では病名に縛られることはありません。
陰陽・三才・五行などに則り、原因と発症メカニズムに着目し治療するわけです。
東洋医学が根幹療法と言われる所以ですね(*^^)v
じんましんや湿疹、その他の病名も含めて、名前は症状に名付けたものであり、西洋医学では不可欠ですが東洋医学では必ずしもそれほどの意味を持たないのです。
さて、前置きが長くなりましたが・・・
人には陰気と陽気があります。
陽気は腠理(まあ毛穴です)を開き、体表から常に発散されてます。それに対して陰気は腠理を閉じて発散しないようにしてます。
そして、この陰気と陽気は季節・時間に密接に関係しており、例えば春・夏・昼は発散が多いし、その他は逆になります。
このシステムが狂ったときに、皮膚に問題が発生するのです。
陽気の発散が阻害されると、発赤や丘疹、水泡が発生することがあります。
肺気が虚したため陽気の循環、発散が悪くなり、熱が皮下に停滞したためです。
又、脾虚、肝の血虚、腎陰虚でも同様の機序が成立します。
更には、余分な水(湿や痰飲と言います)や、瘀血などでも皮膚のトラブルを発生させます。
これらを代表的な疾患に当てはめてみますと・・・・
肺虚+熱・・・・あせも・湿疹
脾虚+熱・・・・できもの
脾虚肝実・・・・ニキビ
などです!
ただし、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などは状況や体質、発生部位などにより様々なステージに分かれるので、一概には言えません。
大事なことは、皮膚の疾患だからと言って、その場所のみの治療を(鍼灸も含めて)するのではなく、しっかりとした弁証(考証)を経ててから、治療することが肝心です。
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一度気楽にご相談ください(*^^*)
きっと世界観が変わると思いますよ!(*^^)v
鍼灸 西宮 内田古訓堂